うぱくんはうぱくんです

主にウーパールーパーの飼育日記です。
うぱくん(という名前のペット)はうぱ(ウーパールーパー)君です。略して、うぱくんはうぱくんです(/▽゜\)
毎週日曜日の夜頃に更新予定です。※しばらく私用で休止します。(うぱごろうは変わらず元気です。R2.1.19)

【閲覧注意】死因(拒食)について考えてみる

※この記事は、僕が育てていたウーパールーパーの拒食について考えてみる記事になります。僕と同じ事を続けた場合には、拒食が発症するリクスが高くなるかと思います。
また、拒食の症状が現れたウーパールーパーは、およそ1週間から4週間以内に死亡してしまいますので、ウーパールーパーを守る参考にして下さい。


主に、下記の方々向けの記事になりますが、僕が記録したウーパールーパーの死後の写真が掲載されますので、苦手な方はこれ以上見ないで下さい


①現在、ウーパールーパーを育てている方。


②死因を解明して、今後のウーパールーパーの治療につなげてくれる専門家の方。



そして、協力してくれる故ウーパールーパー4匹の紹介。
●うぱくん1号(メス)


●続いて、うぱくん2号(メス・左)とうぱさん(オス・右)


●最後に、うぱよん(性別不明)。



亡くなった4匹のウーパールーパー全員の症状に、拒食が挙げられます。
よって、この拒食の症状は、致死率が非常に高い症状であると考えられます。
それでは、病気の症状になります拒食について、
現時点の僕の情報と思うことを記載したいと思います。


まずは、飼育設備等の環境から。
①飼育水槽の大きさ
25cm、45cm、60cmで、ウーパールーパーの大きさに合わせたものを使用。
25cm→うぱよん(生涯使用)
45cm→うぱくん1号(生涯使用)とうぱくん2号(一時期)が使用。
60cm→うぱくん2号は亡くなるまでと、うぱさんが生涯使用。


②飼育水の状態(アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩)
※4匹全てが拒食症になり、うち二匹が拒食症から水カビが発生した状態で、
ぷかぷか病等の有名な病気には1度もなっておりません。


・うぱくん1号の時
アンモニア・亜硝酸塩・硝酸塩全てにおいて常時検出有り。


・うぱくん2号の時
アンモニア・亜硝酸塩は、常時検出無し。
硝酸塩については、ほぼ検出無し。


・うぱさんの時
アンモニア・亜硝酸塩は、常時検出無し。
硝酸塩については、微量ながら検出有り。


・うぱよんの時
うぱさんと同じ飼育水を使用しており、うぱさん死亡後は水換えの頻度を上げたことが要因か、硝酸塩も検出されなくなる。


③食事内容と頻度
・うぱくん1号(迎えてからの寿命2ヶ月)
生涯、人口固形餌のみ。
餌の頻度は、ほぼ毎日 朝・昼・夜に1粒から2粒与えていました。


・うぱくん2号(迎えてからの寿命9ヶ月)
生涯、人口固形餌のみ。
うぱくん2号への餌の頻度は、ほぼ毎日 朝・昼・夜に1粒から2粒与えていました。
(1週間の合計粒数が、メーカーの1週間に与える総量と同等となる目安で、
 小刻みに与えたほうが内臓への負担が少なくなるのではないかという考えから実施)


・うぱさん(迎えてからの寿命1年10ヶ月)
うぱくん2号の拒食発症前までは、人工固形餌のみ。
その後、冷凍アカムシやブラインシュリンプを餌に追加。
餌の頻度は、うぱくんが拒食症直前に未消化の人工固形餌を大量に吐き出した(1~2週間分くらい)ので、5~7日間隔で、メーカー規定量の2/3程度。


・うぱよん(迎えてからの寿命1年5ヶ月)
人工固形餌と冷凍アカムシやブラインシュリンプ
餌の頻度は、うぱくん2号が亡くなってから迎え、うぱくん2号の死因が食べすぎだと判断し、5~7日間隔で、メーカー規定量の2/3程度。
※成長期に与える食事量が少なすぎたためか、推定年齢1年8ヶ月にもかかわらず、体長は8cmでした。


④水温は、水槽用クーラー及び水槽用ヒーターを使用していたため、年間21度±1度を 維持していました(うぱさんとうぱよん飼育時)。
 うぱくん1号と2号は、冬場は5度くらい、夏場は15度~24度くらいです)


⑤各ウーパールーパーの拒食について、今思うこと。
・うぱくん1号
育てていた期間が2ヶ月間と短かったのですが、突然拒食になってしまい、
特に拒食が見られる前に新しいことを始めた記憶はありません。
食事内容は、人工固形餌のみで、家に迎えてから1ヶ月後に拒食が始まり、
4週間後に亡くなりました。


こちらは、うぱくん1号を迎えた当日の写真です。


そして、こちらはうぱくん1号が亡くなる1週間程前の写真です。

外鰓や見た目に異常はないように感じます。
また、身体も丸みが残っていて、拒食状態にも関わらずその様子を感じさせません。


【現時点での僕の推測】
人工固形餌には、野生のウーパールーパーが、まず口にしないであろう「小麦」等が含まれています。これは、どのメーカーの人工固形餌にも含まれているものではあるが、いまだに日本国内で飼育されているウーパールーパーの寿命が長くても10年であり、野生の半分以下というのは何か原因がある気がする。
例えば、人工固形餌の与えすぎで、胃から腸までのどこかで詰まってしまったのか?
または、ウーパールーパーにとってよくない栄養素が多すぎて、肝臓・腎臓・その他消化器官を疲弊させ壊死してしまったのではないだろうか。
うぱくん1号への餌の頻度は、ほぼ毎日 朝・昼・夜に1粒から2粒与えていました。


ウーパールーパーの寿命について、野生と比較して短い理由が飼育下だから。という意見を見ることがありますが、犬や猫はどうだろうか。
野生よりも、飼育下のほうが圧倒的に長生きになってきた実績があるので、飼育下が原因ではない気がします。


続いて、うぱくん2号の症状を見てみたいと思います。
こちらは、うぱくん2号を迎えた当日の写真になります。


こちらは、うぱくん2号を迎えてからおよそ3ヵ月後の写真です。)



うぱくん1号のときと比較して、


・迎えた当日から、水草のアナカリスとマツモを使用しました。
(花瓶の中に、水槽用の土を使用しています)
・迎えてから3ヵ月後に水槽を45cmから60cmに変更しました。
・うぱさんと混泳になりました。
など、異なったことを行いました。


餌を与える量は、うぱくん1号と同程度だったためか、一気に成長しました。


うぱくん2号の拒食は、突然の過去数週間の間に食べた人工固形餌の吐き出しから始まりました。吐き出す前までは、与えれば必ず全部食べていたのですが、吐き出し後は1粒も食べなくなりました。


そして、外鰓に水カビが発生するように。


水カビに効く魚用の薬剤を、規定量の1/10に薄めて治療を試みるも、再発が止まらず。


最期は、薬湯中に力尽きてしまいました。

口の中を塞いでいる物があるのかと思い見てみましたが、特に見当たらず。
また、ウーパールーパーの喉は基本塞がっているのでしょうか?


大人のウーパールーパーだったので、身体は透けておらず、外形からは良く分からず。


そして、うぱさん(死後)
拒食が始まった前後で、水カビが発生するように。
拒食が始まっていなかった同じ飼育水のうぱよんには、水カビは発生せず。
水カビの状態がひどかったせいか、うぱくん2号とほぼ同じ飼育環境でしたが、
うぱくん2号が拒食から4週間後に亡くなったのに対して、うぱさんは拒食から1週間で亡くなってしまいました。



やはり、大人ウーパールーパーだったので、何が原因で拒食になってしまったのか外形からは分からず。

ウーパールーパーの外鰓の付け根が、こうなっているとは知りませんでした。
口から食べたアカムシやブラインシュリンプが外鰓付近から出ている気がするな。と
気づいていたのですが、こういう構造だったからなんですね。


続いて、うぱよん。
これは、亡くなる前日の写真。


残りは、死後になります。





うぱよんの身体は、子供の状態だったので、透けて見える箇所があります。
この赤い部分は何でしょうか?
ウーパールーパーの解剖をされた方のブログを見てみると
この位置にあるのは胃か肝臓とのこと。
まず腸には、食べ物は残っておりません。
また、ウーパールーパーの胃と腸の間の管はとても細いことから、
この部分が胃なら、胃から腸へ繋がる管の詰まりでしょうか?


あるいは、肝臓が肥大しすぎているのか?
フォアグラをご存知の方は多いかと思いますが、
作り方は、ガチョウやアヒルに無理やり食事を与えて、肝臓を肥大させた食材になります。
栄養のありすぎる人工固形餌を食べさせすぎると、肝臓がフォアグラと同様の状態となり、拒食と繋がるのだろうか?


現時点では明確には分かりませんが、僕は人口固形餌の与えすぎが拒食の一旦を担っている気がします。
(※原因なのか分かりませんので、どこのメーカーの人口固形餌を使用していたかは書けませんが、4匹とも拒食前は、人口固形餌は同一のメーカー製のみを与えていました。)


野生では、20年以上生きると言われるウーパールーパーが、安定した生活のできる日本の飼育下で、なぜこんなに寿命が短いのだろうか。
動き回れる広さや現地との水質の違い等もあるかと思いますが、
野生と飼育下の食事内容の差に原因があるのではないかと感じます。


この記事を読んで下さった方で、飼育下で10歳以上のウーパールーパーを育てている方がいらっしゃいましたら、食事内容を教えて頂ければとても嬉しいです。
また、何かお気づきの点がございましたら、コメントして頂ければと思います。
宜しくお願い申し上げます。

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