うぱくんはうぱくんです

主にウーパールーパーの飼育日記です。
うぱくん(という名前のペット)はうぱ(ウーパールーパー)君です。略して、うぱくんはうぱくんです(/▽゜\)
毎週日曜日の夜頃に更新予定です。※しばらく私用で休止します。(うぱごろうは変わらず元気です。R2.1.19)

硝酸塩と亜硝酸塩も怖い

どうも、こんばんは。


本日は、硝酸塩と亜硝酸塩がウーパールーパーに与える影響について考えてみようと思います。


硝酸塩と亜硝酸塩は、アンモニアと比較すれば毒性が低いと言われておりますが、これらはウーパールーパーを死に至らしめるので要注意です。


現在、またはこれからウーパールーパーを育成される方は、同じ失敗をしないように参考にして頂ければと思います。


なお、最後のほうで、ウーパールーパーの亡骸の写真も出てきますので、事前にご了承下さい。
亡くなる直前の状態を事前に知っておけば、同じ症状が発生したときに「非常に危険だ」と、把握できるので知っておいたほうが良いと思います。


ということで、具体的な影響については、文章で読むよりも写真で比較したほうが分かり易いと思いますので、比較写真を掲載しながら考えたいと思います。



我が家にやってきた当日のうぱごろう (2018年10月24日撮影)
小さい頃も可愛い


続いて、我が家にやってきた当日のうぱっくす (2018年11月4日撮影)
うぱっくすは、表情や外鰓が凛々しかった。


続いて、当時(最も最悪だと考えらえる時期)の飼育水槽の状況です。


・ウーパールーパー2匹
・生き餌兼パイロット用のメダカ20~30匹
・生き餌用のヨコエビが約1000匹
・ヨコエビの餌用の落ち葉5枚程度
・ヨコエビの餌用の流木5点
・ソイル(弱酸性)
・アナカリス 40本程度
・上部や外部等のフィルター無し
・エアレーションは有り
・飼育水量は、約55リッター
・水温は21度で固定
・アンモニアの検出なし
・硝酸塩の検出有り 10mg/リットル オーバー (検出無しが必須)
・亜硝酸塩の検出有り 250mg/リットル オーバー (50mg/リットル未満なら問題なさそう)


まず、硝酸塩と亜硝酸塩が大量に発生してしまった原因は、水量に対する生物の多さが原因でした。水換えをしても焼け石に水といえるほど検出が無くなることはなかったです。
汚れるスピードが半端なかった。


当時は、ウーパールーパーとメダカを比較した場合に、どちらが水質の悪化で死にやすいかというと、メダカだと思っていました。なので、メダカが生きている以上、ウーパールーパーも大丈夫。という誤った認識を持っていました。これが大失敗。
結果は、本日までで、この水槽内で病死したメダカは1匹も居ない(そもそも病気になっていない)のに対して、ウーパールーパーは2匹とも生命に危険な状態に陥りました。


なお、現在の考えとしては、流木・ソイルは有っても問題なさそうです。
水量は、ウーパールーパー1匹、メダカ約10匹、ミナミヌマエビ約100匹の状態で、
80リッターあれば2週間水換えをしなくても硝酸塩0、亜硝酸塩50mg/リットル未満を維持できました。アナカリスが元気良く成長し続けているので、この程度なら成長した40本のアナカリス達が吸収できる模様です。


また、上部や外部等のフィルターは、水換えを怠らなければ無くてもウーパールーパーの外鰓を回復できるくらい大丈夫ですが、有ったほうが便利だと思いました。


それでは、比較写真に戻ります。


約1か月後の状態(2018年12月8日撮影)
まだ写真では変化が分かり難い状態ですが、
硝酸塩も亜硝酸塩も、基準値をオーバーしている環境です。


そして、目で見て変化が分かる頃(2019年2月18日撮影)
うぱごろうもうぱっくすも、外鰓が溶けるように小さくなってしまいました。


うぱっくすは大人の身体で我が家に来ていたので、少しでも写真の比較さえしていれば明らかに体調が悪くなっていることに気付けたのに。馬鹿みたいな話ですが、写真の比較をせずに毎日ウーパールーパーを見ていると、不思議とこれだけの大きな変化にも気づけませんでした。
全ての小さなメダカが元気だったこともあり、大して問題がないとも思ってしまいました。


(2019年2月24日撮影)
うぱごろうもうぱっくすも、ともに外鰓が無くなる寸前。
この頃は、硝酸塩は0になりましたが、亜硝酸塩が基準値を超えている状態でした。


(2019年4月20日撮影)
亡くなってしまったうぱっくす。
4月13日頃から、うぱっくすが拒食するようになり、かつ外鰓に水カビが付着するようになりました。0.5%の塩浴治療を行いつつ、外鰓がほとんど無い状態だったので、肺呼吸ができるようにと水深の浅い状態で治療を行い続けましたが、1週間後に亡くなってしまいました。


(2019年4月20日撮影)
痩せ細って、外鰓もほぼ無くなってしまいました。
凛々しく、とても健康そうな状態でやってきてくれたのに。。。



【まとめ】
・ウーパールーパーは、メダカよりも水質悪化(亜硝酸塩・硝酸塩)に弱い。
・アンモニアと硝酸塩は、未検出が必須。検出されてしまう場合には、原因(過剰な生 物)を別水槽に移すか、飼育水量を増やしたうえで、生物濾過の強化や水換えを徹底すると良い。
・亜硝酸塩は、50mg/リットル未満を維持するのが必須。
・毎月ウーパールーパーの写真を撮影して、月別に比較をすると変化に気付けやすい。


経過して観ると、どうしてこんな簡単なことに気付けなかったのかと悔やまれます。
また、実際にこういった情報を事前に知っているかの有無で、大きく結果が変わる場合もあると思います。


・・・同じ死因のウーパールーパーが居なくなりますように・・・



それでは、最後に本日のうぱごろうの写真になります。
調子のほうは良好そうです。

ご飯の固形乾燥イトミミズをもぐもぐ中。
食事中もなかなかの可愛さです(笑)


今回は、硝酸塩と亜硝酸塩についてでした。
最後まで読んで下さった方々、ありがとうございました。

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